HSP35歳サラリーマンのブログ

自分で自分の人生のハンドルを握るために

世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~アートを生活に採り入れよう~

  

こんにちわ。タイキです。

 

本日紹介する本はこちら。

 

 

この本を読んだきっかけは、無論エリートを目指しているからではなく、エリートのイメージって、

 

MBAを取得していてビシッとしたダークスーツを着こなし、泣く子も黙る理路整然としたプレゼンを行う完ぺきなビジネスマン

 

という固定観念があったのですが、標題をみて実はそうじゃないかも?と思ったからです。

 

というのと、もともと自分が論理力すら持ち合わせていないのに、美意識のカケラもないため、このままでは時代に取り残されてしまう~と危機感を抱いたためです。

 

ここでは、本書の概要をお伝えするとともに、自分が始めたアクションについてご紹介します。

 

本書の概要

本書はざっくり1.世界のエリートが美意識を鍛える理由についての考察、2.世界のエリートはどうやって美意識を鍛えているのか、に分かれています。

 

1.世界のエリートが美意識を鍛える理由についての考察

本書では様々な角度から考察が行われておりますが、美意識を鍛えるべき結論は次のとおりです。

「論理的にシロクロのはっきりつかない問題について答えを出さなければならないとき、最終的に頼れるのは個人の『美意識しかない』」

として、だから「アート」や「哲学」を学ぶんだとしています。

 

また、自分的には、理論と理性だけでは限界があるというのが、論理的に説明されており、納得感がありました。

 

情報処理を「論理的」かつ「理性的」に行う以上、入力される情報が同じであれば出てくる解も同じだということになります。しかしここにパラドックスがあります。というのも、経営というのは基本的に「差別化」を追求する営みだからです。

今日、多くのビジネスパーソンが、論理的な思考力、理性的な判断力を高めるために努力しているわけですが、そのような努力の行き着く先は「他の人と同じ答えが出せる」という終着駅、つまりレッドオーシャンでしかありません。

 

ここを読んでいてふと浮かんだのは、暗記などの処理能力は確かに高いけど、新しいことを生み出すことが苦手な人っているよな~って思いました(というか、苦手であってくれというやっかみ含む)

 

最後に、世界のエリート達が如何に鍛えられているか紹介します。

 

欧州では、文系・理系問わず哲学教育も徹底されており、例えばバカロレア(フランスでいうところのセンター試験)では、

 

1.理性はすべてを説明することができるのか?

2.芸術作品は必然的に美しいのか?

3.トマス・ホッブズの『リヴァイアサン』からの抜粋に関して論述せよ

 

について4時間かけて論述せよ、という問題が出されるようです。

 

どうですか?

 

自分なら完全に途方に暮れてしまします・・・哀。

 

 

2.世界のエリートはどうやって美意識を鍛えているのか

本書(第7章)で紹介されている美意識を鍛える具体的な方法は次の4点です。

 

  1. 絵画を見る
  2. 哲学に親しむ
  3. 文学を読む
  4. 詩を読む

 

ここでは、哲学を学ぶ意義だけ紹介させていただきます。

 

哲学というのは、「果たして本当にそうだろうか?」ということを考え続けた「疑いの歴史」であるとして、その哲学者が生きた時代の考え方について、どのように疑い、どのように考えたか、というプロセスや態度が学べる学問です。

 

そうしたプロセスを学んでいくことで、

 

現在のシステムを懐疑的に批判して改変を試みる

 

という、「知的反逆」という力が磨かれるとしています。

 

哲学的な思考ができないと、

エリートというのは、自分が所属しているシステムに最適化することで多くの便益を受け取っているわけですから、システムを改変することのインセンティブがないわけです。

という状況に陥り、これってまさに、日本の政治が一向に変わらないことを指しているなと思いました(例えば、インターネット投票が実現しないなど)。

 

自分が始めたアクション

 

では、最後に本書を読んで自分が始めたアクションを参考までに紹介します。

 

それは「模写」です。いわゆる文章の書き写しです。

 上記で言えば、「文学や詩を読む」の発展版でしょうか。

 

 「模写」を行おうと思ったのは、ブログをはじめるにあたり、文章力を向上する方法について色々調べた結果、やるべきアクションが明確なことから採り入れやすいと思っていたためです。

 

そこにきて、「美意識」を鍛えることにも繋がるなら一石二鳥やん!と。

 

「模写」を行うには題材が必要ですが、色々探していると、下の本に辿りつきました。

 

 

この本で紹介されているのは文学が中心で、最初の題材は宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ」です。

 

日本人なら誰もが一度は学生時代に触れたことのある作品ですね。

  

「模写」にあたり、まずは懐かしい思いで詩を読んでみたところ、

 

 「最後はこんな終わり方だったのか!」

「表現が美しい」

 

と純粋に、詩そのものを楽しむことが出来ました。

 

 小学生か中学生か忘れましたが、当時は、特に何の思い入れなく、むしろ「雨にも負けず」ってなんだよ傘させよ、ぐらいしか感想はなかったのですが、

 

文学を読み直すことにより、自分の成長を感じることも出来たのは嬉しい誤算でした。

 

本書では、他にも、「道程」(高村光太郎)や「女よ」(萩原朔太郎)などが題材として収録されています。 

 

文学作品に感銘を受けつつ、もしかしたら文章力の向上も図れるかもしれない「模写」って最強かもしれません。

 

今後も地道に続けていきたいと思います。

 

 それでは今回もお読みいただきありがとうございました。